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2021年度 第37回JIA東海支部設計競技
 
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 2021/06/30
  2021年度 第37回JIA東海支部設計競技の応募要綱を公開しました。
  詳細は「Guideline」をご覧ください。

 2021/05/31
  2021年度 第37回JIA東海支部設計競技の課題テーマを公開しました。
  なお応募要綱の詳細、応募用紙は後日、ホームページにUPいたします。



第37回 課題

「血のつながらない家族の家」


2021年3月17日、札幌地裁は、同性同士の法律婚を認めないのは憲法違反であるという判決を下した。

憲法第14条1項の「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」という規定に反するものだが、その一方で、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」と定めた憲法第24条との関係については、「異性婚について定めたもので、同性婚に関して定めたものではない」として退けられた。

さて、われわれは今まで住宅を設計するときに、そこに住まうひとや家族を、異性間の夫婦とその血のつながった実子だと信じて疑わず、住宅での家族像はそういうものだとして盲目的に設計してこなかっただろうか?

そもそも異性間で結婚した夫婦そのものは「血のつながらない家族」なのだが、その二人に実子ができた瞬間から血縁が生まれ、「血のつながった家族」となる。そのことは戸籍制度や夫婦別姓の問題と表裏一体でもあるが、伝統的であると思い込んでいる戸籍制度も、明治以降に確立された家制度や家督相続の考え方に影響を受けているものの、たかだかこの100年程度のものでしかない。一方、LGBTなどのカップルと血のつながらない養子による「血のつながらない家族」や配偶者を亡くした同性の「おひとりさま」同士の「血のつながらない家族」などはすでにたくさん存在しているにも関わらず、そんな「家族」のための住宅をわれわれはイメージできていただろうか?

そしてその「家族」のための住宅は、今までわれわれが思い描いていた建築や空間でも満たすことができてしまうのか、
あるいはそうではないのだろうか?

家と家族、法律や制度、血縁と他人との関係性や距離などに思いを馳せ、
その「血のつながらない家族」のための住宅を見せてほしい。


                                   文:武藤 隆(審査員長)




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