理 事 懇 談 会 レ ポ ー ト 理事・東海支部長 鳥居 久保 | ||
理事懇談会が、2013年4月12日(金)13時30分から16時30分まで、建築家会館+WEB会議にて行われた。出席者は会長以下、理事19名(4名欠席)、監事2名、事務局2名。会議に先立って筒井専務より「理事懇談会」の機能、位置づけなどについて、確認があった。 ・ 決議や承認は理事懇談会では行えない。 ・ 案件に対する議論や意見交換の場に特化する。 ・ 会議体ではないので委任の必要はない(理事会ではないので定足数を満たすという概念はなし)。 ・ 理事会ではないので監事の出席の義務なし。 ・ 入退会、後援名義承認は理事会の場のみ。ただし後援名義承認は条件付きで会長専任事項とする。 |
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<芦原会長あいさつ> | ||
公益社団法人になっての初の理事懇談会。形は整ったので、あとは中身の番だ。理事会と理事懇談会を明確に区別し、機能と棲み分けをはっきりさせてスムーズな審議、検討を進めたい。また時間厳守を切に願う。 | ||
【報告事項】 | ||
1. | 2013年度決算概算報告について | |
本部一般会計の概算報告 | ||
会費収入は2012年度予算比98.6%。会費収入は会員増強に加え滞納、未納を積極的に回収した。特別損失は、1,947万。ベルコリーヌの件で、弁護士費用や特別委員会の経費を今年度の特別損失として計上。繰入金収入は3つの特別会計(収益事業、国際交流基金、建築家資格制度)を解消して繰入れた。今後は国際交流、資格制度、災害対策ファンドを積立金として処理していきたい。支出においては管理費の人件費に2名の退職金分が入っている。未納会員の会費納入において、速やかな処理をしてもらいたい。 | ||
【報告事項】 | ||
1. | 新・会員制度の運用に関する課題について | |
・ 終身会員制度廃止に伴い、これまでの貢献度に対する感謝の意を表して、感謝状贈呈案が出ている。 | ||
・ 新法人下では、会費を払わない正会員はいなくなるので、旧来の終身正会員の会費免除は方針に合わない。新法人移行後は正会員、フェロー、シニアの選択が残される。 | ||
・ 準会員でジュニア、学生会員においてゼネコンは排除されている。正会員の資格の厳格化は良いが、会員全体として一緒にやっていくという意味においてはジュニア会員、学生会員の今の身分が何であるか、が果たして問題になるか。今後議論の必要性あり。 | ||
・ 休会は内規の中で存続。休会理由については、「出産・育児」「傷病」「介護」「海外転勤」は認められるが、「経済的理由」は除く方向。今後総務委員会で内規を制定する予定。また休会届はあくまで会員の希望で休会することが確認できるようにする。 | ||
・ 会費未納でも退会はできるが、債務は残ることを会員には認識してもらっての退会届とする。 | ||
2. | 委員会体制再編の進捗状況と方針について | |
・ 本部のミッションを明確にして、それを果たすために今回の委員会再生がある。本部のミッションを整理すると、社会貢ービスに集約され、その下で委員会が活動する。 | ||
・ 委員会を横断できるネットワーク型の委員会構想であり、本部、支部、地域会間において境のない、組織で一本化された委員会のイメージとなる。 | ||
現状のような本部という意識や概念を払拭して、JIA全体に委員会が行き渡るイメージである。 | ||
・ 各地域間をつないでネットワークしている状態をイメージしやすいのは、災害や環境や建築相談や保存再生委員会などであり、支部、地域会間での連携が自立して委員会となっていく発想を持つべき。 | ||
・ 今後、大枠でのこの委員会構成を基本に進めていくことを確認した。 | ||
■理事懇談会 | ||
1. | 会員増強おび新法人移行に伴う会員種別について | |
年度当初より64名減(昨年度191名減)。例年の減少度合いからすると好転。各支部の状況を総合すると、16名ほどの増が見込めそう。 | ||
協力会員の入会申込書を支部・地域会で独自に作成。支部別案内パンフ、支部別勧誘パンフを各支部で作成する。 | ||
今年度の入退会の申請期限は3月31日とし、現状の入会資格で審査する。手続きとしては4月の理事会において「旧会員規程」で承認ができるように進める。上記の「今年度の入退会の申請期限は3月31日」という件において、再度理事会案件として追加承認された。 | ||
新制度の下での現行3種の会員についての経過措置の提案 | ||
○ 現行「非登録建築家」/全国で52名。会費は18、000円でありながら正会員と同じ権利。4/1以降はこのカテゴリーが廃止され、シニア会員か正会員のどちらかを選択する。経過措置として一旦シニア会員になり、1年の猶予期間の中で、会費さえ払えば2014年度から再び正会員に戻れるようにする。 | ||
○ 現行「協力会員」/現在6名。新制度では「個人協力会員」に移行し、会費も支部の規約に基づき変更される。猶予なしに2013年度から移行される。 | ||
○ 現行「専門会員」/現在3名。正会員と同じ待遇。名称変更され同じ資格を持つ正会員になる。 | ||
以上、いずれも直接本人に事務局から連絡して理解してもらう。 | ||
3/31までに退会希望があり、その会員に会費未納があった場合、現行では完済するまで退会できないが、4/1以降は未納があっても退会を認めざるを得なくなる。ただし債権はJIA側にあるため、未納分を請求できるし法的措置に及ぶこともある。 | ||
2. | 委員会再編試案について | |
JIAの役割、ミッションを、社会貢献、組織管理、会員サービスの3つの分野に集約し、それぞれに対応して本部委員会を整理した。連動した形で支部委員会も立ち上げたい。「資格制度委員会、災害対策委員会、建築相談委員会」「総務委員会」「広報委員会」は支部単位でも整備しているところが多いので、これらの委員会を基幹として、今後整備する。連絡協議会が支部の委員会を連携する機能として重要になり、それが置かれる場所も今後検討していく。 | ||
3 | その他 | |
会員会費システムのソフトが開発され、テストランをした。3月に支部でもトレーニングを。本部浅尾さんが担当。 |