理 事 会 レ ポ ー ト                             理事・東海支部長 鳥居 久保
第209回理事会・理事懇談会は、2月21日(木)13時30分〜17時、会長以下、理事21名(3名欠席)、監事2名、事務局2名で建築家会館+WEB会議で行われた。 
■理事会 
第207回理事会・理事懇談会は2012年12月19日(水)13時30分〜16時30分まで建築家会館1階大ホール+WEB会議で行われた。出席者は会長以下、理事21名(3名欠席)、監事2名、事務局2名。
【承認事項】
1. 入退会者承認::13名入会希望、5名退会希望、1名休会希望を承認。会員数4,417名(2月21日現在)
2. 後援名義承認:7件の後援を承認。(すべて、過去に後援実績あり) 
3. 定款の軽微な変更の件
  2/1付で公益社団法人への移行認定の手続きにおける適合性が認められ、4月からの移行が確実となった。内閣府から、精算時の残余財産の贈与に関して、関係する法令名の記入を指示され、修正が承認された。
【報告事項】
1. 2012年度各賞結果報告と2013年度募集について
2012年度のJIAの4つの賞、「優秀建築選」「新人賞」「環境建築賞」「25年賞」の結果と審査経過が石田敏明表彰委員長より報告された。今後、法人の公益移行に伴い、会員だけでなく広く一般(一級建築士)から応募を募ることとなる。 
<芦原会長の意見>公益法人だから、既存の賞は一般に開かれた方向で良いと思うが、JIA会員のための、成熟した建築家にこそ与えられる賞も必要となろう。会員だけの作品選集もあってもいい。すべてが一般公募に流れるのでは、JIAの賞としての意味がない。見直しなどの必要性も考えたい。 
自身が審査員となっている賞への応募について、是非を議論した。賞がセレクション的な性格ならば可となるし、アウォード的なものなら不可、などの意見があり判断は分かれる。石田委員長は、「環境建築賞は2013年度から、審査員は応募できないし、応募するのであれば審査員はできない」と明言した。
2. 2013年度本部役員選挙報告 
関東甲信越、近畿、九州各支部は理事、北陸、沖縄各支部は理事・支部長、監事1名が改選期にあたり、いずれも立候補者が選挙なしに選出された。 
 3. 2012年度決算・2013年度予算作成手順について 
今年度決算は6月の総会に提出でスケジュールに変わりはない。新・新会計でなくても新会計でも可。来年度の予算案は6月の総会前の理事会に提出。ただし、来年度は3月までに支部・地域会を合算したものを内閣府に提出となり、日程的には非常にタイトとなる。 
4. ベルコリーヌ問題 
1月31日にURから、覚書(2012年12月19日の第207回理事会で承認済)通りの入金があった。第二弁護士会が仲裁に入っていたために謝礼を出した。旧特別委員会の委員に対して業務での未払いを、今後処理する予定。
 
■理事懇談会
1. 会員増強おび新法人移行に伴う会員種別について
年度当初より64名減(昨年度191名減)。例年の減少度合いからすると好転。各支部の状況を総合すると、16名ほどの増が見込めそう。
  協力会員の入会申込書を支部・地域会で独自に作成。支部別案内パンフ、支部別勧誘パンフを各支部で作成する。
  今年度の入退会の申請期限は3月31日とし、現状の入会資格で審査する。手続きとしては4月の理事会において「旧会員規程」で承認ができるように進める。上記の「今年度の入退会の申請期限は3月31日」という件において、再度理事会案件として追加承認された。
  新制度の下での現行3種の会員についての経過措置の提案 
  ○ 現行「非登録建築家」/全国で52名。会費は18、000円でありながら正会員と同じ権利。4/1以降はこのカテゴリーが廃止され、シニア会員か正会員のどちらかを選択する。経過措置として一旦シニア会員になり、1年の猶予期間の中で、会費さえ払えば2014年度から再び正会員に戻れるようにする。 
   ○ 現行「協力会員」/現在6名。新制度では「個人協力会員」に移行し、会費も支部の規約に基づき変更される。猶予なしに2013年度から移行される。
  ○ 現行「専門会員」/現在3名。正会員と同じ待遇。名称変更され同じ資格を持つ正会員になる。 
  以上、いずれも直接本人に事務局から連絡して理解してもらう。 
  3/31までに退会希望があり、その会員に会費未納があった場合、現行では完済するまで退会できないが、4/1以降は未納があっても退会を認めざるを得なくなる。ただし債権はJIA側にあるため、未納分を請求できるし法的措置に及ぶこともある。 
 2. 委員会再編試案について
   JIAの役割、ミッションを、社会貢献、組織管理、会員サービスの3つの分野に集約し、それぞれに対応して本部委員会を整理した。連動した形で支部委員会も立ち上げたい。「資格制度委員会、災害対策委員会、建築相談委員会」「総務委員会」「広報委員会」は支部単位でも整備しているところが多いので、これらの委員会を基幹として、今後整備する。連絡協議会が支部の委員会を連携する機能として重要になり、それが置かれる場所も今後検討していく。
 3 その他
会員会費システムのソフトが開発され、テストランをした。3月に支部でもトレーニングを。本部浅尾さんが担当。