理 事 会 レ ポ ー ト                             本部理事・副会長 小田 義彦
 第208回理事会は、1月18日(金)13:30 ~17:30、23名の理事(1名欠席)と1名の監事(1名欠席)の出席を得て開催された。
■理事会
【審議事項】
1. 5名新規入会、7名退会、3名逝去、休会1名が承認され、4,413名となった。
2. 14件の後援事業を承認した。原則、公益目的であることが条件。支部で受けることができる事業は、本部でなく支部で後援する。
3. 設計環境改革委員会の委員長交代(東條隆郎元副会長→森暢郎副会長)と、与謝野久委員の解嘱を承認した。
 4. 2013年度支部運営費配分について
前回の理事懇談会で、本部事務局経費削減により会費収入の4割(昨年は約34%、約800万円増)を支部へ配分することを承認したが、今回は毎年踏襲してきた「基礎費(会員数に比例して配分)」と「格差調整費(会員数の少ない支部に厚く配分)」の合算という考え方を再検証した。難解な数式なのでより単純な計算方式が提案されたが、その係数の根拠に必然性がなく、結果、従来と同様の考え方に基づく配分が承認された。ただしこの決定は、各支部が次年度予算作成する時期に来ており協議に時間がかけられないことから、今後半年を目途に再検証していくこと、格差調整費は「調整費」と名称変更することが確認された。これによると東海支部への配分は約80万円増となる模様。
【協議事項】 
1. 本部委員会の再編について 
松本敏夫担当副会長から方針の概要説明があり、本部ミッションを執行するための本部委員会は残し、それ以外の委員会は支部へ分散配置し支部間連携のための連絡協議会をどこかの代表支部に置くこととする。
本部ミッションとは、
①社会貢献(職能委員会、判定・ガイド作成のための公益事業委員会、国際事業委員会)
②組織維持(財務・会計委員会、総務・事務委員会、フェローシップ委員会)
③会員サービス(業務改善委員会、教育・表彰委員会、広報・アーカイブ委員会)
の3つに限る(いずれも委員会名称は仮称)。今後は、現存の本部委員会、WG、部会の委員にヒアリングしその体制・存続について協議する。  
【報告事項】
1. 012年度決算・2013年度予算作成手順について
2012年度決算は地域会分(監査済み)を4月10日まで、支部分(監査済み)を4月17日までに本部へ提出(新会計基準で良い)、本部にて新新会計基準に置き換え合算、6月第1週で本部監査の後本部理事会で総会議案書承認、6月末本部総会にかける。 
2013年度予算は、3月30日までに支部・地域会(新会計基準、概算予算で良い)とも本部へ提出、本部で新新会計基準に置き換え合算の上、上記6月の理事会・総会スケジュールに載せることが報告された。
2. ベルコリーヌ問題進捗状況報告
昨年12月21日付けでURと「覚書」を交わし、ほぼ決着が付いた。
覚書には①1900万円+遅延金(平成21年7月1日~平成25年1月31日の法定利息)を平成25年1月31日までに支払う。②覚書に定める以外に、今後何ら債権債務が残らない、との記載がある。 
これによって、約2,240万円が支払われるが、弁護士費用とベルコリーヌ委員への作業費未支払分の支払いが発生する。
今後の反省点として、受託事業のガイドライン作成と、常に理事会が中間報告を受けて状況把握する必要性が確認された。 
 3. 会員増強委員会報告
12月18日現在の2012年度(4 ~12月)入会114名、退会122名、死亡12名、資格喪失52名、結果72名(期初4,494名の1.6%)減少と増強委員の努力の甲斐あって、少し下げ止まっている。提案のフレッシュマンセミナーについては、理事会でも経費節減の折、実行が難しいとの意見が多い。
 4. 大学院インターンシップについて(堀越理事)
「産学連携建築教育会議」作成の提案書が披露され、現況報告があった。
5. その他
①終身正会員の扱いについて:定款は現在のものが生きているが、正式承認する2013年度本部総会時点は新定款に変わっているため、今年度は申請受付をしないことを確認した。②2013年度に入り、現在の正会員で新定款に定める正会員の資格を有しない方(一級建築士資格未取得者、建築設計監理に従事していない方など)の扱いは、既得権を尊重し正会員資格を存続することを確認した。③関東甲信越支部規約、関東甲信越○○地域会規約(ひな形)が紹介された。特に専門会員とシニア会員の扱いについて全国的に統一したいとの要望が出され、規程類制定委員会で協議することとした。