理 事 会 レ ポ ー ト                             理事 小田 義彦
第205回理事会は、10月23日(火)13:30から、会長・副会長・理事23名(1名欠席)、監事1名(1名欠席)、事務局2名の参加で開催した。 
■理事会
【審議事項】
1. 新規入会10名、退会6名、逝去1名を承認後、正会員数は4,393名。
2. 4件の後援事業を承認した。ただし、資料の中で「日本建築家協会賞」「米子工業高校」は、「日本建築家協会会長賞」「米子工業高等専門学校」に訂正。
3. 支部規程・地域会規定を承認する予定だったが、昨日内閣府から、参考資料として提出した支部規程に一部疑義があり修正の可能性(支部任せではなく、すべてを本部総会・理事会および会長に決定権があることを明記すべし)を示唆されたため、次回理事会に審議見送りとした。
9月18日理事会後に修正版がメール配信されたが、それ以降に内閣府・コンサルなどの指摘で手を入れた箇所を説明した。 
ここで再度、九州支部から地域会全入制明示の要望があったが、地域会がない地域がある現状を踏まえると、支部規程・地域会規程とも第5条(正会員)の文言を工夫することで決着を見た。すなわち、「支部は主として業務を行う地域の全ての正会員によって構成する」「地域会は主として業務を行うか在住する地域の正会員によって構成する」とする。
 4. JIA会員管理システム開発発注は、㈱プラムザに約200万円(消費税込み)で発注することを承認した。 
本部+10支部がネットワーク化で即時データ共有可能、総会決議などに電子投票可能、本部・支部事務局が独自の権限で入力操作可能、リアルタイム情報共有可能、データベースの遠隔サーバへのバックアップ機能を有するなどを条件とする。10月末に発注、’13年1月末納品、2 ~3月試行、4月運用開始とする。 
【報告事項】
1. 公益社団法人移行手続きの状況報告
9月27日に30項目の質問が来たが、すべて想定内の質問であり、現在対応中である。
2. 「JIA建築家大会2012横浜」における30日午前中の建築家資
格制度シンポジウム「建築家資格制度の目指すところ」への参
加依頼があった。
 3. 「市民向けJIA紹介リーフレット」を作ったので、大いに活用してほしい。正会員・新種別会員の募集向け、または一般向け事業などで配布する。A4表裏1枚。 
4. その他:四国支部が自治体(梼原町)から「文化的景観の保存整備に関する調査業務」を受託。公益事業目的である、JIA会員が主体的にかかわる、丸投げしない、などを守れば受託可能。会長から支部長への代理権限を認める書類が必要。事前に専務理事に相談・確認を行い、事後の報告も必要。
■理事懇談会
1. 会員制度移行に関する本部・支部・地域会の役割分担と管理体制
会員種別ごとの入会審査、承認、会費請求、入金管理、会員情報管理などの業務担当一覧表が示された。 
これに対し、法人協力会員の会費請求、入金管理は地域会で良い。
専門会員とシニア会員の会費は全国一律で良い。
ジュニア会員と学生会員会費は支部一律で良い。
協力会員の欄は法人と個人の2つにする。
法人協力会費はバラバラ、個人協力会費は支部一律でも良い。
本部・支部・地域会の役員への選挙権・被選挙権は正会員のみが有する。  
会報誌(実費¥2,000 /年;半分は送料)はすべての準会員にも送るべき、
などの意見が出た。
モデル会費を、規程類制定特別委員会で作成する。
賛助会の現状(支部・地域会所属、会費を含む)、準会員の現状(募集基準・会費など)の調査を行う。
 2. 本部・支部の経費の経費配分と事務局体制について
現在の支部運営費と運営費増加額案が示されたが、支部ごとの還元額に大きな開きがあり不公平すぎる、支部事務局増強のための経費が最低幾ら必要なのかの再検証が必要である。本部事務局員のリストラ、給与削減で経費を落とすのではなく、本部事業の合理化によって残業や経費を減らすことを考えるべき、支部事務局の作業・会計を隣接支部で融通・合理化することも試行を検討してみる、などの意見が出た。支部運営費の会費からの配分比率を現在の33%から40%に増やす方向性は合意できた。
 3  選挙規程改正と会長エレクト制の導入
会長エレクト制度導入を進めることは一部の監事を除き合意できた。例えば、「会長エレクト(理事ではない)」を2013年5月末の総会において選挙で選任、選ばれた「会長エレクト」は理事会に1年間出席し、議決権のないオブザーバーとして参加し、理事会と会長職を学ぶ。2013年秋に他の理事と同様に理事選挙に立候補(形式上)、2014・2015年度理事・会長候補者となり2014年4月の理事会で正式に会長となり、5月末の総会で報告される。原則1期2年が任期であるが、もう1期会長をやる場合は2015年5月の総会で行う「会長エレクト」選挙に立候補して戦う。この方式に「違和感を覚える」と言う監事から、歴代会長にも意見をもらうべき、という発言がでた。