理 事 会 レ ポ ー ト                             支部長 鳥居 久保
 6月19日、第202回理事会は第4号台風が迫る中、鹿児島の古川理事が飛行機が飛ばず急遽欠席、さらに沖縄の島田支部長はWEBでの出席ということで、24人中21名の出席で開催された。
【承認事項】
1. 1.入退会者承認:7名入会、15名退会、4名死亡退会(東海 中川猛氏)、休会4名。会員数4,419名(6月19日現在)
2. 後援名義承認:3件の後援を承認。
3. 委員委嘱
   災害対策委員会、広報委員会、建築家資格制度委員会の委員委嘱・解嘱が報告された。
  関東甲信越からの委員就任集中を避けて、各支部よりバランス良く選出することを意図して選任された。 
  併せて、本部建築家認定評議会の評議員の委嘱・解嘱が報告された。 
4. 会費滞納会員の資格喪失・権利停止
2年を超える滞納者55人は6/30までに入金がないと、7/1より資格喪失(うち東海支部2人)。また1年を超える滞納者は123人おり、やはり7/1で権利停止になる(うち東海支部7人)。納入率は、例年93%前後だったのが今回は97.2%と改善された。
【協議事項】 
表彰事業の課題について(石田敏明表彰委員会委員長)
公益化の中で表彰事業は基本的に応募資格において会員枠を外す。しかし、そうすると各賞受賞者においてJIA会員が少なくなる現象は免れない。応募が増えて経費が増えることも懸念される。また、賞に伴う出版は公益事業ではなく収益事業となってしまうという問題は残る。会員増強の重要な役割があった新人賞などをどう考えていくか、など問題は多い。 
<会長意見>
 一般の人に分かってもらえるような賞にしたいし、そのことが対社会的にとても重要。また建築家が作品をつくったときに、その価値を団体の中で顕彰することは建築家を育てる意味においても重要。賞にはアワードとセレクションがある。セレクションは例えば地域の中であるレベルを保持した建築を選抜するものであって、それがほかとは一線を画している建築だとすれば、設計者がゼネコンであろうと、建築そのものが表彰の対象となるべべき。一方、アワードは最も優れた建築家(人)が受賞すべき。
 優秀建築選や25年賞、環境建築賞などは地域の中での建築の優秀さを問うものであって、応募数に対して3割ぐらいが選ばれるセレクションでいい。これは会員枠を外していいのではないか。 
 2 規程類制定について(小田規程類特別委員会委員長)
【報告事項】 
1 事業管理員会(小田事業管理委員会委員長)
  今年度基本方針/本部事業はすべての事業を公益事業とみなされるようにする。財政再建の観点から、事業推進に伴って事務局人件費の削減を実現する。 
 2 規程類制定について
 3 .総務委員会活動方針(西勝総務総務委員会委員長) 
「3つのWG」による活動プラン
○会計・会員管理システムWG
・ 新新会計への対応…7月下旬の全国事務局会議の開催を通して、運用への対応を図る。 
・ 会計科目の見直しとネットワーク会計システムによる本部・10支部・58地域会の会計の一本化。
・ 公益比率50%以上の検証。 
・ 会員情報(入退会、会費納入)の一元化システムを構築して作業の省力化、簡略化を図る。
○事務局改革・規程類WG
・ 10支部の事務局固定費の増額など、事務局整備に向けた環境改善提案策定→理事会承認。
・ 53の規程類の整備(規程類特別委員会) 
・ 会長エレクト制検討 
○会員増強WG
・ 「準会員」としての若い建築家や学生の入会や「協力会員」枠の市民参加を引き出すことが、会員増強のポイント。
・ 10支部長による特別委員会設置によって、増強策を練る。 
4 .事務局報告
  本部が定める支部・地域会規程の審議を来月の理事懇談会の中でする。理事会の中でできる範囲での定款の軽微な変更についての審議をする可能性がある。7月下旬に全国事務局会議を開催予定(新会計科目運用とその周知について)。 
5. .広報委員会活動方針
  「発信するJIA」「JIA内部の情報伝達強化」
・ メールマガジンの配信(対外的にも対内的にも) 
・ JIA紹介のための一般向けリーフレット作成…データをダウンロードして各自がプリントして配布。
・ 「プロポーザル方式を考える」を小冊子にまとめる。 
・ 国内だけでなく国際的にも配信していくことを考えてほしいとの意見も。国際委員会とも連携しながら英訳も含め考えたい。
・ 予算は削減傾向の中で、事業の多さを再検討したい。