理 事 会 レ ポ ー ト                             東海支部長・理事 小田 義彦
 10月18日(水)13:30より、建築家会館1階大ホールにて、UIA東京大会終了後、初の理事会を開催。芦原会長から大会成功に対する理事・役員の奮闘へのお礼の挨拶で始まった。理事22名(うち4名はWEBによる参加、2名欠席)と監事2名が出席した。
【審議事項】
1. 入退会者承認の件
20名入会(うち3名東海支部)、12名退会、1名休会を承認。承認前 正会員数4,571名。 
2. 後援名義承認の件
3件の後援名義使用と、1件の出版(JIA編)を承認。 
うち「ソウル国際会議」は民間企業主催(外国建材メーカー)のため、JIA後援にふさわしいかどうかを推薦者である古市会員に確認することを前提で承認。 
JIA名の図書出版は、総務委員会の事前確認が必要であること、編集者名は委員会でも部会でも良いことを確認した。 
3. 会費滞納会員の資格喪失処分
会費滞納による資格喪失状態にある34名の「資格喪失処分」を承認。 
総務委員会から10月の滞納状況を確認の上、11月に滞納一掃キャンペーンを遂行することの予告、事務局から年会費納付期限を当該年度6月末でなく前年度3月末としてはとの提案があった。 
4. 2012年度JIA大会の開催日程・場所の確定:
2012年11月29日〜12月1日(木〜土)の3日間、場所は横浜県民ホールを主会場にバンクアートと開講記念館も利用して開催することを承認。 
また、2012年度通常総会は、5月31日(木)とすることを確認。 
5. 規定類制定特別委員会の設置
委員構成は、10支部長+専務理事+正・副総務委員長の13名で構成(特別委員長は会長が指名) 
扱う課題を@会員規則・会費規定とA支部・地域会規定の2つのWGに分けて検討・草案作成することを承認。
委嘱期間は、本日より1年以内の目的を達成したとき(2012年度通常総会で規定類改定承認、それをもって申請された公益社団法人が認定されたとき)までとする。次年度6月以降も現支部長が委員継続し、新支部長は追加委員とする。  
6. 2012年度以降の事務局体制案 
本部事務局を「管理・財務グループ」と「事業グループ」に区分し、関東甲信越支部と協同連携(スペース・人的)による財政再建対応策を次年度6月以降実施するとの総務委員会案を承認。
事務分担と事務室模様替えなどの実施は、専務理事と事務局長に一任する。グループ内全業務をグループ内全職員が相互に補完できる体制を目指す。  
   
【報告事項】 
1. UIA大会成果報告:(芦原会長)
UIAは大成功であった。今後のJIAの活動に生かすべき。収支は未清算、早期に確定し報告する。世界の建築家との連携・連帯の必要性が確認でき、ティンレイ・ブータン首相の指摘の通りGNPからGNH(国民総幸福量)への意識の転換が明確になった。 
(その他理事の感想)千人茶会は海外を含め1,000人超の参加で、大変盛況であり、菓子提供の支部・地域会へのお礼が述べられた。JIAのおよそ半数が参加登録したことはすばらしい成果といえる。ブータン・ティンレイ首相のメッセージはすばらしく共感の持てるもので、スピーチ後のスタンディングオベーションは感動ものであった。
 2. 2011年度臨時総会(9月25日)の結果再確認
  総会会場での集計数値とその後の精査の結果数値の説明があり、総会決議結果への影響がないことを確認した。
 3. 公益社団法人申請のスケジュール
  公益法人申請に必要な会費規則と2012年度事業計画と予算案を総会で決議する必要がある。2012年6月以降の申請、12月頃の認可を見込む。それまでの課題として、公益事業比率の拡大、支部・地域会規定と準備金・留保金の扱いなどを整理する。
 4. 総務委員会報告
  支部事務局改革のため、各支部にアンケート調査(財政、職員、施設など)を予定。11月末を締め切り、2012年度末までに改革案を理事会に上程。
5. 2012年度本部役員選挙結果報告
定数・立候補者数が一致、
投票は行わない。
6. 臨時総会出欠返信ハガキ投函対応について 
  中野地域会から、個人情報保護の観点からのクレーム・再発防止要請があった。事務局より、ハガキ提出を促すこと自体は必ずしも個人情報保護法への抵触に当たらないが、会員に議案への賛否を促したり、未投函者リストをむやみに公表することは厳に慎むべき、との顧問弁護士の見解が述べられ、中野地域会へもそういう返答をしたと報告された。 
【その他】 
1.三春町問題について 
  三春町問題は解決済みかとの質問があり、以下を回答。室伏対社会行動WG議長から、JIA会員としては疑念を招く行為であったので、芦原会長より注意勧告をする予定であったが、UIA大会もあり対応できていない。芦原会長からは、口頭ではなく文書を差し出す予定でいると回答。東條設計環境改善委員会(旧基本問題委員会)委員長より、デザインビルドのあり方は委員会内WG(北川主査)で現状を取りまとめ、委員会から理事会で報告・議論をお願いする旨説明。