理 事 会 レ ポ ー ト                             理事 中村 久
第184回理事会は、6月22日(火)に新理事のメンバーと北陸支部常任幹事のオブザーバー1名の参加、1名の欠席者となり本部で開催された。(13:30 〜16:30)
〔審議事項〕
1. 入退会者承認の件。
入会18名。退会17名、死亡1名、休会5名を承認。承認前会員数4,743名(6月17日付)となり、さらに所在不明会員4名の資格喪失処分を承認した(会費未納年数3年以上)
2. JIA後援・協賛事業の承認 6件の後援承認。
3. 委員会体制と委員長承認の件
3つの諮問会議をつくる。
 1.組織再編諮問会議(室伏次郎議長)
 2.法・資格制度諮問会議(東條隆郎議長)
 3.財政再建諮問会議(小田義彦議長)
@30以上ある委員会を20までに再編・統合
A委員会をその趣旨・目的から5つのグループに区分けした
B委員会であった一部をWGとし、いずれかの委員会に属させる
C建築と子供会議、建築相談連絡会議をWGとする
DWGの名称としない方がいいと判断。6項目は○○会議とする
E建築家登録機関である本部認定評議会、建築家資格制度委員会、CPD評議会は委員会とは独立に位置づける
 上記を賛成多数で可決した。
4. 事後承認手続きの承認要請
隔月の理事会開催もあり、委員会などで審議・検討の上、承認手続きを推進し、場合によっては理事会事後承認いただくこととする(1.入退会承認、2.後援名義)。賛成多数で承認した。
5. JIA特別委員会環境ラボ規約(委員数変更)の件
全国規模に見合った運営をするため、現在の15名を20名以内の委員をもって構成するとする案を賛成多数で承認した。
6. 緊急動議
「ARCHITECT」(6月号)および「Bulletin」(アニュアル号)掲載記事について。本部一般会計2005 〜2009年度の実質収支差額を示し、過去5年マイナス1,100万円から1,500万円ぐらいの赤字であるが、前者で毎年4,000万円の赤字であると記載。また、後者では森田元専務と出江元会長が名指しされ、2名が赤字を作ったとあり、訂正記事の掲載を要請する。緊急動議について賛成多数で可決。事実確認後に記事訂正することも賛成多数で可決した。
〔報告事項〕
1. 組織再編諮問会議からの報告
10月の臨時総会までに、1.公益事業比率の判断、2.定款改定に向けて定款の目的事業、地域会の位置づけ、会員種別の問題、3.法人形態に関する広報活動、の3つをやる。
2. 法・資格制度諮問会議
@「登録建築家制度」 オープン化以降の運営主体はJIAから第三者機関となり、登録建築家制度の財務も含め意見交換をしていく。
A「建築設計者国家資格制度実現に向けた取り組み」 JIAが運動を続けてきた国際的にも通用する「建築家」「国家資格制度」の確立に向け、他会と連携・協働し、道筋模索を実行する。
B「建築基本法制定推進」 昨年松本委員長の下でまとめられたJIA素案「まちづくり基本法」とあわせ、継続的活動を行う。
C「建築基準法見直し関連」 審議会に出席、審議していく。
Dその他 構造計算適合判定制度の緩和、業務と報酬、重要事項説明制度とその後
3. 財政再建諮問会議 進捗状況の報告
第1回財政再建諮問会議を6月7日に開催。会費改定は緊急課題であり、10月の臨時総会で決議し、来年度より改定実施の想定スケジュールで組んだ。総会までに各支部を回ってヒヤリングを実施したい。
会費改定検討の基本的な方向性として
1.支部運営費を廃止し、本部会費に一体化した全国一律の正会員会費とする。賛助会費と地域会会費は従来どおり自主性を尊重。
2.会費の種類は当面1種類のみとし、フェロー会員、準会員をはじめ見直しを検討していく。
3.今後の必要とされる費用の増額などを検討し、精度を高めていく予定。必要経費として8,000万円を想定。会費値上げによる会員減少想定(5 〜15%)、正会員会費の負担増と会費徴収額試算など。
4.支部への配分は現状40%ぐらいを50%程度に想定。
5.10月までに支部ヒヤリング内容を検討し、8月理事会に案を提出予定、9月理事会審議としたい
6.その他:「新・新法人会計」への移行対応に加え、本部、支部、地域会共通の会計科目の統一による経理財務業務の効率化、予算管理および資金繰り管理の厳密化を目差し、事務局では1/ 4半期(2009年6月)決算での支部・地域会との円滑な経理データの授受のための試験などを予定している。
質疑1:支部への交付金は? ・・・基本的に事務局維持と考えるが、今後の課題とする。
質疑2:北陸支部は準会員約60名がいる。準会員制度を取るのかどうか・・・10月までには決まらない。
4. 東京開催UIA理事会
・ JIAレセプション企画概要の説明:7月29日。UIA関係者、招待者、有償参加者で150?200名を予定。
・ 名刺肩書き英文名称について:委員会で承認(6月15日)
5. UIA東京大会への取り組み 詳細は省略
6. その他報告事項       詳細は省略