理 事 会 レ ポ ー ト

東海支部長・理事 服部 滋
 第176回理事会は11月16日web会議で開催された。欠席は生駒幹事のみ。冒頭、出江会長から残り任期にかける決意表明と、芦原次期会長へ向かっての熱いメッセージを伝えるための少し長めの挨拶があり、続いて、3日前に結果が判明し、この理事会で結果が報告された芦原次期会長が当選お礼と決意表明の挨拶をされた。
〔審議事項〕
1. 入退会者承認の件
入会26名、退会9名、死亡退会2名、休会2名が承認された。東海支部はなし。
死亡退会者名を今後発表するよう要請。
2. 後援名義承認の件、17件を承認。
日付の記載ミスや、すでに終了し事後承認になるものの指摘があり、それらの訂正も含めて承認。
後援事業の一つである、理事会翌日開催の建築基本法制定準備会主催の参議院議員会館での国会議員との意見交換会へ、他会会長の出席予定があるので、出江会長も出席してほしいとの要請が、伊平理事から唐突にされた。会長は先約予定があり、松本純、与謝野両副会長が出席することとなった。
3. 委員会委員委嘱・解嘱の件、 4つの委員会の委嘱、解嘱が承認された。
東海では、新設の建築基本法特別委員会の委員に鈴木俊史さんが委嘱された。
4. 名誉会員の選考に関する規定
選考委員の明確化と推薦人の人数の簡略化が諮問の発端。
委員の明確化と細かい文言の修正は行うが、推薦人の人数削減は行わないとの提案が総務委員会からされ、承認された。
5. 資格喪失処分会員
2年以上の会費滞納者のうち一部支払いなどで処分保留になっていた14名を資格喪失処分とした。東海支部では2名が該当。
ほかに支払い計画を提出し、分割納入している者が17名と、今年滞納すると資格喪失になる候補が69名いることが報告された。
今後、新会計基準に移行すると、未収金扱いとなり、資格喪失時に損金として処理することとなる。
〔協議事項〕
1. 環境行動ラボの事業者登録
昨年度、環境省からの業務受託のため、JIAとして事業登録を行った。
今年度も行ったが、他の役所にも事業登録を行いたいとの要望が環境行動ラボから出され、総務委員会で検討した。
結果、民業圧迫になる可能性があるので理事会で協議願いたいとの報告があり協議。
中村勉委員長からの事情説明を受け、環境省での受託に関する事業者登録は問題なしとなるが、他の役所への提出については次回以降検討。
2 設計業務は請負業務か
報告事項に回すが、時間がなくなり報告漏れとなる。善養寺会員とクライアントの裁判における高裁判決で「建築設計は請負契約であるとされた」件について今後事業委員会などで検討していくとの報告の予定。
3. 災害対策委員会からの要請
災害発生時に必要となる事業資金が底をついてきているので、新たに募金活動を始めたいとの庫川委員長の説明に対し、会長より意義を説明して会員の多くから少額でも広く募集したいとの意見表明があった。
JIAは重要な事業と位置づけ、今年度からは100万円予算化しているが、現在の残額は災害発生時には心許ない金額である。
4 財政再建施策
総務委員長からは、来年には積立金を崩しても資金ショートが予想され、今のままでは予算編成ができない旨の説明があった。
専務だけでは事務局になたを振るうことは難しいので、次期会長を含めタスクフォースを編成し、1月末までに結論を出すこととなった。
5. UI A大会登録要請
佐野UIA準備委員長から、JOBの現状説明と、大会でのプログラム運営のための参加を募るとともに、各支部でも参加促進のための事業を計画してほしいとの要請があった。会員の登録目標が示されたが、各支部長からは色よい返事は聞けなかった。
〔報告事項〕
0. 専務理事選定委員会報告
八木委員長から今年制定された規則に従い、検討委員会を5回開催し、ヒアリング、評価書、上申書の提出をしてもらった。11月中には最終結果を会長に報告し、それまでの資料を焼却する予定であるとの報告があった。
1 JOB理事会
小倉JOB会長より、UIA-JOB会議の結果報告と、プログラムの具体化のために関東甲信越支部を中心に参加要請があった。
早期割引登録や寄付金の集まり状況が悲観的であり、焦りを感じているとのこと。
2 資格制度実務委員会
野々瀬実務委員長から、審査マニュアルと認定評議会運営マニュアルの案が示されたが、一部に問題点があり、すべてを公開するのは問題であるなどの意見が出された。1週間後に臨時理事会を開催して再度議論することとなった。
3. 会長政策提言
会長退席のため、森田専務理事よりJIAマガジンの次号に掲載した文書の紹介があった。このような文面を理事会に示さずに掲載するのはいかがかとの意見が出た。編集委員会があるのにいちいち理事会でチェックする必要があるのか疑問。
4. 選挙管理委員会
冒頭で挨拶された芦原さんの会長当選と、関東甲信越支部長に上浪さんが当選された投票結果の報告。
5. 設計図書法適合検討委員会
士法および基準法の改正実施に伴う構造一級・設備一級建築士の運用方法の検討をする新建築士制度普及協会の委員会への委員派遣の報告。
6. 国交省立入検査 2年に1回の定期検査実施の報告。
7. 本部事務局 PCA会計ソフトのネゴ結果と導入スケジュール、事務局会議の開催、来年度総会開催日時の確認(5/27)について。
8. 会計基準(現行・新・新新) 違いの説明、時間がなく次回に。
9. リレッシュセミナー 3/7 〜9熱海で開催、費用分担などは次回。
10. 四国プレUIA大会中止報告 野々瀬四国支部長より、開催を検討していた事業を諸般の事情により中止との報告。
 説明者の到着時間との絡みで議題の順番が前後するばかりでなく、東京、大阪から集合した理事間の私語、機械または回線の不調による中断など、長時間のweb会議は集中も難しく混乱した。結果、報告を端折ったにもかかわらず、45分延長して閉会した。
 1週間後に急遽開催された資格制度のマニュアルに関する理事会は、服部、谷村とも、はずせない先約があり欠席したが、議事録案によれば、協議をしたが次回理事会に先送りされたとのこと。