理 事 会 レ ポ ー ト

東海支部長・理事 服部 滋
 第171回理事会は、6月12日web会議で開催され、谷村理事と共に東海支部事務局で参加した。5月28日の本部総会が新型インフルエンザの影響で6月22日に延期されたため、今回も新理事予定者はオブザーバー出席をされた。4名の理事と1名の監事予定者が欠席。会長挨拶に続いて、池田事務局長から本部総会延期に関する経過報告がされたあと、議事に移った。
〔審議事項〕
まず、国広ジョージ国際事業委員長のARCASIA議長立候補の件について。前年まで副議長を務めていらした国広さんから、ARCASIAの設立の経緯、今回の立候補の理由説明があった。従来、JIAは主に金銭的な面から大きな貢献をしてきたが、もっと顔の見える貢献を周辺国から期待されており、UIA大会開催をPRし、参加を促進するためにも議長に立候補したいとのことである。その後、専務理事から、必要経費は国際交流基金から拠出予定であることが説明された。審議の結果、賛成多数で議長立候補は承認された。議長選は今年8月モンゴルで開かれる理事会で選挙となり、当選すれば、2011年1月から2年の任期で議長を務めることとなる。
入退会者の承認の件。入会10名(東海2名、2名とも愛知)、退会32名(東海は静岡の1名)を承認。会員数は期初から67名減の4,873名(期初に資格喪失者32名があった)。
後援名義承認の件は11件を承認。
委員会委員委嘱・解嘱の件は、6委員会で行われ、国際事業委員長が国広ジョージさんから赤堀忍さんに交代した。東海支部関連では、服部力さんが設計業務環境改善委員、久保田英之さんが広報委員を委嘱された。
対社会行動委員会提言の件は、前回理事会からの継続審議事項である。JIA会員が所属している事務所が低額入札を行ったが、主宰者が会員ではない場合の対処についての提案である。主宰者が会員でないと責任の所在が不明確なため、従来は不問に付してきた。何らかの警告を発したいという主旨は理解されたが、提案の文言や実際の運用についての議論があり、再び継続審議となった。対社会行動委員会としては、複数会員が所属する事務所において、誰に責任があるか特定できない場合でも全員を職責委員会に送るという提案であるが、職責委員会の負担は大きなモノが予想される。2つ目の提言の、警告文を対社会行動委員会の責任で発表することを、速やかに行うことのほうが意義があるのではないかと思われる。
専務理事選定委員会規則の件。総務委員会から任期の違う2案が提案されており、説明および質疑が行われた結果、会計年度と合致するA案が承認された。
〔協議事項〕
理事会関連スケジュールの確認が行われた。理事会費用分析の結果が示され、web会議の場合、交通費が発生する理事には自分の事務所から参加することが要請された。
総会関連では、すでに送られた総会資料の中で地域会合算が途中のモノであったが、決算が終了したので差し替えること、それに伴い会計監査、監事監査の報告書の差し替えが説明され、生駒、八木両監事から監事所見が述べられた。
新法人形態検討に関して、定款改定委員会から、公益事業の比率確認のため、全支部、地域会の事業および決算を精査したいので、総会議案書を本部に1週間以内に送付してほしいとの要請があり、各支部長とも了解した。
〔報告事項〕
資格制度について実務委員長から、認定、登録、更新のフロー図が示され、現在、宙に浮いている、更新できなかった場合の再登録も検討されていることが報告された。ついで、昨年から混乱が見られる資格制度の事務局体制について、近畿支部事務局の木田さんにも加わっていただく体制にすることの報告があった。
UIA大会の支部協力金の修正とJOB進捗状況について、佐野UIA準備委員長(JOB運営部会長)から報告があった。支部で集める寄付金の総額が1億円から8,000万円に引き下げられ、各支部の修正目標金額が示された。総額については各支部長とも異論がなかったが、年度分割の表示には異論が続出した。東海支部の目標額は1,000万円となった。次回支部役員会で地域会目標額を設定することとなる
本部サーバー更改の件は、前回理事会で相見積もりを取ることを前提に承認されたことの報告があり、正式にサーバー取り替えが決定された。
吉羽近畿支部長から近畿支部の大学院インターンシップへの取り組みについての紹介があった。大学側と詰めた実施要領書が示され、これについてJIAの標準として採用するかどうかの検討がされたが、各支部ですでに個別の対応が試行されており、参考として使ってもらうこととなった。
池田事務局長から、昨年末、資格喪失を免れた滞納者の方に滞納額の支払い計画の提出を求める文書を発送することが報告された。
予定された事項が、予定時間の30分以上も前にすべて終了した。昨年からの理事会出席では初めてのことであった。