理事会レポート     理事 谷村 茂
 11月18日の第164回理事会はWEB会議で行われた。東海支部では支部委員会が途中から開催されるため、服部支部長と私は各自
の事務所のパソコンを前にして待機した。今回は本部、近畿、北海道、東北、北陸、九州が各支部で参加し、その他は自分の事務所から参加したが、開催された時点ではようやく半数の12人であった。その後、参加するごとに理事の名前が追加されていった。これまでのように本部に同時に集合するのではなく、WEB会議となってからは途中参加が増えたのは問題だ。最終的な欠席者は出江会長、山口、佐野、慶佐次、赤堀各理事と生駒、八木両監事であったが、両監事の欠席も問題である。 (開始13:10、終了19:00)。
 審議に入る前に議長から、いつも理事会が予定時間より長引くため、各理事の発言は3 〜5分程度で手短にするよう申し入れがあった。
[審議事項]
1.後援・協賛名義の件は局長が説明し、賛成多数で承認。
2.入会者・退会者の件
「会員規則」に特に問題ない申込者をまず承認した。入会25名、退会1名、休会1名となる。会員規則の(二)項(1)に掛かるものに関しては、理事からの様々な意見が出ているので協議してから再審議を経て採決となった。最終的には8名の追加を含めて33名の入会が承認された。今回の近畿支部のコンペのような行事が行われると、その参加資格を巡って会員規則の問題が立ち上がる。多くの理事からもはっきりさせるように意見が出されているので、総務委員会で規則見直しを整理することとなった。
3.委員会追加委員の件
6委員会で1名ずつ追加が認められた。柳澤元専務が「対社会行動委員会」と「定款改訂委員会」に認められている。
4.本部システム改修予算の件
橋本総務委員長から説明があった。内容は2009年度会費変更に伴う改造、JIA会員管理システムの改良から成り立ち、入金・未納状況のプリントアウトの追加仕様変更が盛り込まれている
5.業務報酬JIAパブコメ意見承認の件
大松業務委員長より提案された。あて先は国交省住宅局建築指導課、井上俊之課長で、
@「追加的業務」の位置づけを明確にすること、
A「工事費の別」から「床面積の別」に改めること
B技術料等経費についての規準を記すこと
C「建築物の類型と用途等」に関する提言
D「標準業務」について工事段階においての施行図確認や設計意図の確認等の重要性
E「標準業務に関する業務人・時間数」に関する提言
Fその他、に関してまとめられている。提出締め切りが翌日のため、承認された案をできれば、専務理事が持っていくこととなった。
6.国交省補助事業への応募
森田専務理事から、特別委員会「美しい建築推進委員会」を設置して200万円の補助金に応募し、採択された件に対応したい提案が出され、承認された。実務に当たっては、「都市づくり街づくり等推進委員会」および「外部識者」の参加も予定している。
[協議事項]
1. 2009年度総会期日等の確定の件
これは各支部にとっても大問題の件だ。本部総会は5月28日(木)に決定。この日は横河表彰委員長より提案のあった表彰式も行われる予定であるので時間割が大変だ。
 さて、支部に関しては、支部・地域会統合の確定資料は4月17日(金)までに本部に送付し、支部総会は遅くとも5月8日(金)に完結を求めている。これは監査からの要求で、これまでの決算書にかなりの間違いがあるので早めにチェックしたいとのこと。なお、原則として支部で地域会の決算書を入力して本部への送付を求めている。
2.入会資格要件の共通認識と運用の件
橋本総務委員長より解釈と提案書が出ているが、いずれにしても今後、審議してはっきりさせたい
3.住宅瑕疵担保履行法への対応」の件
今後、WGを設置して詰めていくこととする。現在、5法人が保険法人として指定されているが、設計の自由度を奪う基準もあるので提言・要望を行いたいとのこと。
[報告事項]
審議事項に挙がっていた件を含めて11の報告事項があった。
1.「 職責委員会報告」に関連して、「金沢入札関連」懲戒請求に対する問題点の指摘の報告書が出た。これに関しては次の理事会で審議予定。また、「豊田市足助支所基本設計にかかわる低額入札」で戒告処分を受けた会員からの不服申し立て書が出され、再審査手続きの報告が出された。
2.「 建築家クラブ開設」の案内と共に、700万円余の新たな株主の要請があった。
3.「 建築アーカイヴズ」の案内。
4. JOB活動(寄付)動向報告。
5.「 災害対策委員会報告」で、ファンドの積み立てが30万円弱となっているために、本部予算に組み込み要請があった。
6.「 建設基本問題委員会報告」は、本委員会の目的と今後の運営に関しての報告。
7.「 東北大会収支報告」が松本支部長よりあった。来賓も含め700名を超える参加者をみて、若干の黒字となりそうとの報告。
8.「 ベルコリーヌ特別委員会」の報告は、これまでの経過と収支および課題が報告された。
9.「 公正取引委員会への調査要請」について今後アンケート調査を行うことの委員会報告があった。独禁法第5章不公平な取引方法についてバックデータを集めたい。
10.「JIA環境ラボ」の規約案が提出された。なお、特別会計は独立した単独会計となる見込み。2009 年度総会期日が確定