より存在感のある会へ
岐阜地域会会長  大瀧 繁巳
 新年明けましておめでとうございます。会員の皆さまには健やかに新年をお迎えのことと思います。地域会長を仰せつかりあっという間の8カ月余り、会員の皆さまには私の能力不足にもかかわらず、地域会活動にご理解、ご協力をいただき心から感謝を申し上げます。
 さて我々を取り巻く環境はますます厳しくなっています。景気が良いと言われる割には少ない仕事、姉歯事件をきっかけにますます重くなる責任と多様化する業務等、まだまだ今年も忍耐の年となりそうですが、今こそJIAが一般市民に認識されるチャンスであると思います。
 昨年は6月に会員による建築紀行をテーマにした講演会、9月には会員の作品による建築見学会を開催しました。そして地域会のメイン事業である作品展をハートフルGで12月11日より2週間、15日には今井裕夫氏による建築講演会を開催しました。建築見学会には各事務所の若いスタッフを含め30余名の参加をいただきました。作品展は当初11月初めの予定だったのですが調整の遅れもあり、暮れの忙しい12月の開催となり皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。そんな中での開催でしたが、作品展には15名が参加し、計30点の作品を展示しました。また今井裕夫先生に“尻毛橋パラダイスより”をテーマに岐阜の原風景と都市景観についての魅力的なお話をいただいた講演会には、多くの学生、事務所スタッフ、賛助会のメンバー他、100人余りの参加をいただきました。JIAを一般市民の方々に認識していただくこと、また会員同士の作品を見ることによりコミュニケーションとお互いの研鑽の機会となること、また会の活動を理解していただいた若い建築家の参加によって地域会の会員増強に繋がるにことを目的とした大切な地域会の事業として今後も継続的に開催できればと考えています。また開催時期、開催場所、展示方法等今回開催での課題を検討し、よりよい事業となるよう考えたいと思います。
 今年、登録建築家3年目の更新年となります会員の皆さまには、取得単位を確認いただき更新に向け取得努力を願いたいと思います。会員数が少ないこともあり、岐阜地域会だけの事業では単位取得がかなり困難かと思われます。支部、他地域会主催の事業にも積極的に参加いただき、更新に向け努力をお願いしたいと思います。  少数地域会ではありますがより存在感のある会を目指して地道で有意義な活動を進めて行きたいと思います。皆さまのご協力をよろしくお願いします。