JIA内部体制確立と 全国大会成功に向けて
岐阜地域会会長 加藤 幸治
 新年明けましておめでとうございます。
 新年を迎えるにあたり、会員の皆さまのご多幸を祈念いたしますとともに、日頃のJIA活動へのご協力に感謝を申し上げます。
 昨年はJIAの懸案である「建築家資格制度」が実施され、「登録建築家」が3月末に誕生いたしました。また、会費の変更、設計入札の問題、専業・兼業の問題などJIAの変革となった年でもありました。
 また、身近な問題では、数多くの大型台風、新潟中越地震などの自然災害を含め、いろいろな社会問題と共に新しい年を迎えることになりました。自然災害の頻発は、日頃、自然災害に対する危機意識を忘れがちな私たちへの警告を発したのかもしれません。
 建築団体の動きとしましては、日本建築士会連合会による専攻建築士制度とCPD制度の連携、国際化対応として建築5団体(日本建築士会連合会・日本建築家協会・日本建築学会・日本建築士事務所協会連合会・建築業協会)による「建築資格制度協議会」で協議が継続されています。
 岐阜においては、本年、岐阜県建築士会が専攻建築士を発足いたします。資格制度確立に向けて岐阜地域会では、他会と協力しながら進めていきたいと思っています。
 そうした中、本年はJIAの方向性をより明確する必要があると思います。会費変更に伴う財政状況の厳しい中、本部・支部・地域会のあり方を考える一方、地域会負担が伴うことから、会員の皆さま方と意見交換しながら、地域会活動・運営を見直し、協力を得る必要があると考えています。
 本年は、愛知万博開催期間中である9月1日〜4日まで、「JIA大会2005東海」が岐阜で開催されます。昨年、大会委員会、実行委員会が設けられ、現在ではメンバー構成も決まり、準備活動を展開されています。昨年の国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に開催された「建築家大会2004東京」では、大会最終日のレセプションパーティで東海支部メンバーが登壇し、「JIA大会2005東海」をPRするとともに、大会参加と協力を参加者の方々にお願いいたしました。
 岐阜地域会の会員は少人数ですが、大会成功に向け一丸となって頑張って参りますので、東海支部四地域会の会員・賛助会員の皆さま、何卒ご協力をよろしくお願い申し上げます。