JIA新人賞・環境賞・25年賞に続くJIA建築選集およびJIA建築大賞制定の起案

                        理事 相 坂 幸 彦
◎ 137回理事会報告
日時 2004年7月29日 13:30〜17:30 場所 JIA会館3Fセミナールーム
■ 審議事項
1 職責委員会答申の件 −保留−
職責委員会より、豊郷小学校(滋賀県)校舎保存・改築に関与する会員の言動につき、懲戒対象に相当する旨の答申があり、論議の上多数表決により次回理事会にて再審議とした。
2 (1)会員資格喪失者への特別措置の件 −承認(多数表決)−
会費滞納(3年間)による会員資格喪失者に対し、登録建築家試行期間(‘04〜‘05年)に限り、以下の3つの条件を充足させて再入会(新規入会と同等扱い)を認める。
@ 未納金(3年分)の中、1年分を納入する(2年分は免除)。
A 上記納入金額は、過去の会員資格を問わず一律36,000円とする。
B 再入会者は、入会と合わせて登録建築家の申請を行う。
  (2)今後の会費納入に伴う資格喪失は、現在の3年間期限を廃止し、定款に準拠して1年以上の滞納の時点で措置を講ずる。
3 役員再任の件 −承認―
高野孝次郎常務理事および中田亨参与が本年8月に2年の任期満了となるが、両氏ともに再任していただくことを承認。ただし、中田参与の地位、処遇については正副会長に一任とした。
4 委員会構成の件 −承認−
@ 選挙管理委員会:10支部よりそれぞれ推薦された10名による構成(東海支部は上村貞一郎氏)
A 表彰事業委員会:1名交代、1名追加(計7名)
B 事業委員会:1名追加(計7名)
C 都市づくり街づくり等推進委員会:2名追加(計9名)
5 新規入会者、退会者、休会者の件 −承認−
入会者45名(東海4名)、退会者47名(東海2名)、休会者8名(東海1名)
6 後援、協賛名義承認の件 −承認−
@ 後援事業として、けんざい2005−第18回総合建築材料・住宅設備展(主催:日本材料協会)他6件
A 協賛事業として、平成16年度景観法の制度講習会(主催:財団法人日本建築センター)他2件
■ 協議事項
1 (仮称)JIA建築選集の発行及びJIA建築大賞の制定の件
従来、JIA新人賞、環境賞、25年賞の表彰制度が実施されてきたが、いずれも目的別に制定され、それぞれ高い評価を得てはいるものの、すべての会員が自由に参加できるものとは言えない。
今回新たに表題の制度を起こし、第三者性のある審査会によって極力多くの作品(100〜200作品)を選考して選集を発行し、その中から大賞に値する作品を選定し、会員の参加意識の向上を図ると同時に会員の栄誉を称えるものとする。また、アルカシア建築賞への推薦をも考慮していく案。
事業概要、実行予算案、他団体の類似制度との差別化など概略説明があり、制度の方向づけ及び実行委員会の立ち上げにつき承認した。なお、詳細は実行委員会にてまとめ、理事会に提出する。
2 登録建築家紹介システムの各支部の取り組み状況は以下の通り。
@ 北海道支部及び近畿支部:JIA内部機構にて取組中
A 九州支部:JIA外部機構(株式会社)として取組中
B 関東甲信越支部:広報委員会がwebサイトにて検討中
C 東海支部:関心を持っている
D 他支部:動きなし
JIAとしては、建築家紹介システムに関する合同会議にて、各支部間の調整をとりつつ、今後の対応を検討していく。
3 美しい国づくり政策大綱(国土交通省)につき、JIAが東京都選出衆議院議員39名に行ったアンケート調査結果(回答20名)が示され、広く一般に関心を持っていただくために、各支部においても同様の行動を起こすことが望ましいとの提起。
■ 報告事項
1 活動報告−6月〜7月開催の諸会議等を書面提示
2 支部長会議−8月26・27日軽井沢にて開催予定
3 2011年UIA東京大会誘致活動
・第1回誘致委員会が8月17日開催予定。
・2005年2月に開かれるUIA東京理事会についての詳細が固まりつつある
4 委員会報告−国際委員会、総務委員会、設計者選定法推進会議の資料書面提示
5 5会会長等会議―日本建築家協会、日本建築学会、建築業協会、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会にて、第三者監理方式につき協議。公共建築工事における第三者監理方式の見直しについての要望書(JIA案)の共同提案および提出先につき協議中。
6 JIA日本建築家協会―建築家大会2004東京の実行委員会が鋭意に活動。10月13日〜17日開催に向け詳細準備中
7 JIA25年賞大賞書類審査結果、15点中5点の現地審査対象作品が決定した。東海支部では、愛知県緑化センター・本館が対象となった。
8 第5回環境建築賞は書類審査の結果、18点中8点が現地審査の対象作品となった。東海支部エリアでは応募作品なし。