保存情報第7回 | ||
データ発掘(お気に入りの歴史的環境調査) | 名古屋城外堀の遺構 | 才本清継/才本設計アトリエ |
■発掘者コメント |
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所在地:名古屋市中区三の丸周辺 |
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データ発掘(お気に入りの歴史的環境調査) | 曹洞宗 洪福山清凉寺 鐘楼門 | 保浦文夫/ヤスウラ設計 |
■紹介者コメント 近郷の正法庵、 寺格無い寺を1624〜44年に地元の強い信仰心から曹洞宗清凉寺が建立、 寺格を得た。 美濃路街道と甚目寺津島街道分岐点に位置する、 庶民信仰から生まれた町家なみの奥深い伽藍配置。 街道から4尺幅ほどの敷石で鐘楼門を通し、 樹木に覆われた正面に観音菩薩像が優しく目に入る。 本堂はこの敷石の中ほど右側にあるが目に止まらない。 鐘楼門は、 本繁垂木でもない社寺建築の木割を応用した一般的な二軒造り、 振れ隅入母屋造りである。 建築物としての評価はともかく、 現在の住環境、 生活空間のスケール感を強く受ける。 歴史的建造物や環境はコミュニティーを構成する人々の歴史と文化の継承の価値判断が保存を意識させる。 1712年以来、 清洲宿に時報の鐘として時を告げてきた新鋳の鐘は、 いつごろからか鳴らずの鐘となったが、 県下唯一の時鐘として現存している。 鐘の音が地域社会に響きわたる街、 この鐘楼門はその機会をじっと待っているような気配。 美濃路の歴史と文化を現在にうかがうことができる清洲の街 「温故知新」 の実践、 意識を喚起する街づくりの拠点となり得る。 |
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所在地:愛知県西春日井郡清洲町清洲551 建設年:1914年 (大正3) 所 有:洪福山清凉寺 田島賢洲 |